阪田美容・形成外科

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鼻尖形成で失敗するケースとは?原因や後悔ポイント・修正手術法まで形成外科医が解説

コラム

鼻尖形成(鼻尖縮小術)で「失敗したらどうしよう」「後悔したくない」という不安を抱えている方は少なくありません。

実際に施術を受けたあと「思ったより変わらなかった」「鼻先が不自然になった」「左右差が気になる」といった声もSNSや口コミサイトで見られます。

この記事では、鼻尖形成で失敗と感じやすい具体的なケースとその原因、失敗を防ぐための考え方、そして万が一の際の修正方法まで、形成外科医の視点から詳しく解説します。

施術を検討している方はもちろん、すでに施術を受けて悩んでいる方にも、冷静な判断材料として役立てていただければ幸いです。

※この記事での鼻尖形成は「鼻尖縮小術」のことを指します。

鼻尖形成においての失敗とはなにか

【医師コメント】

鼻尖形成における失敗には、大きく分けて以下のようなパターンがあります。

・効果がまったく感じられない
・左右差が生じてしまった
・鼻翼溝が深くなった
・鼻の穴が以前より見えるようになった、あるいは逆に見えにくくなった
・希望通りの仕上がりにならなかった

これらの失敗は技術的な問題の場合もありますが、そもそもの適応の判断や術式の選択カウンセリング時の認識のズレが背景にあることも少なくありません。

「失敗」とひとくくりにせず、何が原因なのかを丁寧に整理することが、修正や次の判断につながります。 

阪田医師

以下では、代表的な失敗のパターンを具体的に解説します。 

鼻尖形成で多い失敗例

①思ったより変化が出なかった

鼻尖形成を受けたにもかかわらず、「術前とほとんど変わらない」と感じるケースの原因として多いのが、もともとの鼻の構造的な問題です。

皮膚が厚い方や軟骨が小さい(薄い)方は、施術による変化が外見に反映されにくい傾向があります。

軟骨を寄せたり整えたりしても、厚い皮膚に覆われているために形の変化が表面に現れにくいのです。

内側脚(鼻翼軟骨の一部)が弱い場合は鼻尖形成のみでは効果が出にくく、ストラット法などの補強を組み合わせる必要があります

また、適切な併用手術が提案されなかったことも原因になり得ます。

本来であれば別の施術と組み合わせることで理想に近づけられるケースでも、患者さまが「希望した施術のみ」を行った結果、効果が不十分に終わる可能性も否めません。

▷鼻尖形成のみの効果とは?効果が出る人・出にくい人の特徴

②鼻先が細くなりすぎて不自然になった

鼻先を細く整える目的で軟骨を糸で過度に締めたり、軟部組織を必要以上に除去したりすると、鼻先がつまんだような形状になることがあります。

特に、皮膚が薄い方や軟骨の張りが強い方に対して軟骨を過剰に切除した場合に生じやすい傾向があります。

本来なだらかに繋がるはずの鼻先のラインが崩れることで、かえって違和感が強調され、結果として目立つ印象につながります。

そのため、術後に仕上がりへの違和感を抱き、後悔につながるケースのひとつとされています。

③左右差が目立ってしまった

まず前提として、ほとんどの人の顔は完全な左右対称ではありません

もともと鼻の軟骨にも鼻の穴にも左右差があるケースがほとんどで、特に生まれつき鼻中隔軟骨が曲がっている方も多くいらっしゃいます

この左右差を十分に考慮せずに施術を行うと、術後に左右差が目立ちやすくなることがあります。

また、術後の一時的な腫れや拘縮によって左右差が生じているように見えることもありますが、この場合は経過とともに落ち着いていくケースが多いです。

さらに、移植した耳介軟骨が鼻翼軟骨を圧迫してしまい、片側に傾きが生じることで鼻の穴の左右差が現れるケースもまれにあります。

なお、鼻尖形成の効果を十分に発揮するには内側脚がしっかりしていることが適応の条件のひとつであり、それが弱い場合は術後の安定性に影響することもあります。

④鼻筋が曲がってしまった

鼻筋が曲がってしまったように見えるのは、軟骨の過剰な除去や縫合の技術的な問題によって、鼻尖が顔の中心からずれてしまうことが原因です。

中間脚を縫合する際の位置や力加減が適切でないと、左右のバランスが崩れることがあります。

どの部位をどのように縫うかは医師の判断によるところが大きく、経験と技術が求められます。

なお、鼻尖縮小術の併用手術に、プロテーゼを使用した鼻筋形成があります。

プロテーゼを挿入する位置が骨膜の上などにずれてしまうと、プロテーゼが正しく固定されず不安定な位置に落ち着いてしまうことがあり、これも鼻筋が曲がって見える原因のひとつです。

⑤期待していた鼻の形にならなかった

「手術を受けたのに、思っていた仕上がりと全然違う」というのも、よくある後悔のパターンです。

原因はいくつか考えられます。 

■糸で結んだだけの鼻尖形成でアップノーズになってしまった

鼻翼軟骨を上の方で縫合すると、鼻尖が前方に押し出されてアップノーズ(鼻先が上を向いた状態)になってしまうことがあります。

縫合の位置は内側脚の下部、具体的には内側脚と中間脚の境界付近が適切です。 

■ポリービーク変形が起こってしまった

ポリービーク変形とは、鼻先の高さを出そうとして細くすることで皮膚に瘢痕が残り、鼻尖部の上部が盛り上がってしまう状態のことです。

横から見たときに鼻筋から鼻先にかけてオウムのくちばしのような丸みが生じ、不自然な印象になる場合があります。

もともと鼻先よりも鼻筋が高い方に起こりやすい特徴がありますが、通常、瘢痕は3ヶ月程度で落ち着きます。 

⑥時間経過で後戻りした

施術直後は満足していたのに、時間が経つにつれて「元の鼻に戻ってきた」と感じるケースもあります。

これは特に、耳介軟骨移植を伴わない、糸で結ぶだけの鼻尖形成で起こりやすい現象です。

鼻翼軟骨は弾性を持っており、糸で寄せても軟骨自体が元に戻ろうとする力が働くため、徐々に形が戻ってしまうことがあります。

また、皮膚が厚く軟骨が薄くて小さい方は、そもそも変化が出にくい傾向があるため、わずかな変化がさらに感じられなくなり「後戻りした」と感じるケースもあるでしょう。

耳介軟骨を移植する方法であれば、構造的な支えが生まれるため後戻りのリスクは大幅に軽減されます。

⑦術後に鼻先が一時的に硬くなる

軟骨を寄せたり耳介軟骨などを移植したことで、もともとの鼻よりも構造的に硬くなり、鼻先に硬さや違和感を感じるケースもあります。

また、治癒の過程で瘢痕が形成されることによっても硬さが増すことがありますが、多くの場合、半年程度で徐々に柔らかくなっていきます。

術後2週間は鼻先に触れないよう注意しましょう。

⑧術後に感染を起こしてしまった

まれなケースですが、抗生剤の飲み忘れなど術後ケアの不備が原因で感染が起こることもあります。

また、手術操作によってデッドスペースが生じると感染のリスクが高まります

デッドスペースができないようにするには、医師の技術力が必要であるため、感染を防ぐ意味でも実績のある医師に依頼するほうがよいでしょう。

なお、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)を保菌している方は炎症を起こすリスクがありますが、そうでない方であれば感染リスクは低いとされています。

鼻尖形成で失敗する5つの原因と対処法

ここでは鼻尖形成で失敗する5つの原因と対処法をご紹介します。

皮膚が厚い&軟骨が薄い(小さい)

皮膚が厚く、軟骨が薄い(小さい)方は、鼻尖形成による変化が出にくい、もしくは後戻りしやすい傾向があります。

この場合は、単独の鼻尖形成にこだわらず、併用手術を検討してみましょう。

例えば、内側脚が弱い場合は軟骨でしっかりと支柱を作るストラット法を組み合わせることで、より安定した効果が期待できます。

カウンセリングで自分の鼻の構造をしっかりと把握してもらい、適切な術式を提案してもらうことが大切です。

理想が非現実的なほどに高い

鼻整形は、もともとの鼻が持つポテンシャルの範囲内でしか変化を出すことができません

どれだけ優れた技術を持つ医師が担当しても、素材の限界を超えることは難しいのです。

芸能人やインフルエンサーなどの理想の鼻の形と自分の鼻の形が大きく異なる場合、まったく同じ形を再現することは難しいことを理解する必要があります。

自宅でも綿棒を使って鼻先の余裕を確認することができるため、施術前にある程度変化のイメージをつかんでおきましょう。

1院のみのカウンセリングで施術を決める

1院のみ、つまり1人の医師のカウンセリングだけで施術を決めてしまうと、万が一失敗した際に後悔するケースもあります。

医師によって適応の判断や術式の提案が異なることもあるため、複数の意見を聞くことでご自身の鼻に合った施術の方向性が見えてきます

ひとつのクリニックのカウンセリングだけで施術を決めず、複数のクリニックでカウンセリングを受け、じっくり考える時間を取ることが失敗を避けるコツです。

カウンセリング時の擦り合わせが不足している

理想のイメージの共有が不十分なまま施術に進んでしまうと、仕上がりのズレにつながります。

また、クリニック側のリスクの説明が十分に行われていなかった場合、術後に「聞いていなかった」と感じてしまうこともあります。

カウンセリングには、理想の鼻の写真を複数枚(正面・横・斜め)まとめて持参しましょう

【医師コメント】

当院では、完成デザインのイメージを双方でしっかり共有するために、カウンセリング時に患者さまに「理想の鼻」の写真をご用意いただくようにお願いしています。

正面や横からの写真だけでなく、斜めからのお写真もご持参いただくことで、患者さまの理想により近いイメージを共有できます。

「こうなりたい」というご希望はもちろ「こういう形にはなりたくない」というご要望も丁寧にお伺いしながら、イメージのズレができる限り生じないよう時間をかけてカウンセリングを行っています。 

阪田医師

 

技術や経験が不足している医師に依頼する

医師の経験が浅く、技術が伴っていない場合、カウンセリングで希望をきちんと伝えていたとしても思い通りの仕上がりにならないことがあります。

適切な術式を提案できず、効果が出なかったり後戻りが起きたりするだけでなく、新たな鼻の悩みにつながるような仕上がりになってしまうこともあるでしょう。

医師を選ぶ際には、口コミやSNSでの評判の確認に加え、症例写真を複数確認してください。

症例全体を見て、その医師の美的センスと自分の感覚が一致しているかを確認することも、満足のいく仕上がりへの大切なステップです。

最終的には、説明に納得できる・信頼できると感じた医師に依頼しましょう。

鼻尖形成の修正前に考えるべき5つのこと

鼻尖形成で「失敗した」と感じた場合に、修正手術を考える方もいらっしゃるでしょう。

修正手術の前に考えるべき5つのことをご紹介します。

①本当に修正手術が必要かどうか

まず立ち止まって、「本当に修正手術が必要な状態なのか」を冷静に考えてみてください。

鏡を見るたびにテンションが下がる、他人の視線が気になって日常生活に支障が出ているという場合は、修正を検討する理由になるでしょう。

一方で、術後の不安やストレスから必要以上に気にしすぎているケースも少なくありません。

整形経験のない信頼できる友人や家族に客観的な意見を聞いてみることも、ひとつの方法です。

②修正手術のリスクを理解しているか

修正手術は、初回手術よりも難易度が高くなり、回数を重ねるほど修正は難しくなるということを理解しておきましょう。

瘢痕や癒着が生じている場合は剥離操作が必要になるため、施術時間が長くなる傾向があります。

また、再施術ではクローズ法(鼻の内側からのアプローチ)を希望していても、視野が限られるため修正に限界があり、オープン法(鼻柱を切開するアプローチ)での対応になるケースも多くあります

当院も修正手術の場合はオープン法での施術となります。

▷クローズ法とオープン法の違いとは?

③前回の手術から一定期間空いているか

修正手術は、鼻の形が完成・安定してから行うことが基本で、術後の腫れや変化が落ち着くまで待つ必要があります。

感染を起こしている場合は、まず感染が治まってから修正の検討に入ります。

また、瘢痕が柔らかくなってからでないと修正手術が難しいケースもあるため、最低でも半年以上は期間を空けることが推奨されます。

④ダウンタイムを取れるか

修正手術では、瘢痕や組織の硬化によって施術時間が長くなることがあります。

また初回手術よりも腫れや内出血が出やすい場合もあるため、十分なダウンタイムを確保できる時期に施術を受けましょう。

施術内容によって回復期間は異なりますので、事前に医師から詳しく説明を受けてください。 

⑤どこで修正手術を受けるべきか

施術を受けたクリニックで修正を検討する

最初に施術を受けたクリニックであれば、どのような手術を行ったかがカルテや記録として把握されているため、修正の対応をより適切に行いやすいというメリットがあります。

ただし、修正対応の経験がない医師に依頼することはリスクを伴います。

依頼する場合は修正手術の実績があるかどうかを事前に確認してください。

また、担当医師に不信感がある場合やコミュニケーションがうまくとれないと感じる場合は、他院での修正を検討することも選択肢のひとつです。

他院で修正をする

他院で修正を希望する場合、後医(新たに施術を行う医師)は前医(最初に施術を行った医師)がどのような手術を行ったかを正確に把握する必要があります

そのため、前医に手術内容を記した診断書(手術記録)を発行してもらうよう求めるクリニックが多いです。

韓国などの海外で施術を受けた場合は、できれば英語での記録をお願いしてください

再渡航が難しい場合は、他院修正を受け付けているクリニックに相談してみましょう。

鼻尖形成で失敗した場合の修正方法

ここでは、阪田美容・形成外科での対応を例として、代表的な修正方法をご紹介します。

なお、実際の対処法は患者さまの状態や前医の施術内容によって異なります。

団子鼻が解消できなかった場合

手術の効果がほとんど感じられなかった場合や、後戻りが発生している場合は、原因に応じた対処が必要です。

糸で結ぶだけの鼻尖形成を行っていた場合は、耳介軟骨を移植する方法へ切り替えることで、より安定した変化を期待できます。

また、脂肪の除去が不十分だった場合は、適切に脂肪を除去したうえで耳介軟骨を移植するなどの対処を行います。

術後に鼻が歪んでしまった場合

耳介軟骨移植を伴った施術で、移植した軟骨が鼻翼軟骨を圧迫して片側に傾きが生じている場合は、耳介軟骨を取り除いたうえでストラット法で再建するなどの対処を行います。

歪みの原因は患者さまの状態によって異なります。

例えば左右の軟骨を縫合する際にバランスが崩れていた場合は、再度開いて軟骨の状態を確認し、適切に修正する必要があります。

鼻の穴の左右差が出てしまった場合

元々の鼻の形に起因する部分もありますが、可能な範囲で元の状態に戻す操作や、軟骨を移植するなどして左右のバランスを整える処置を行います。 

アップノーズになってしまった場合

鼻先が上を向いてしまった場合は、原因に応じて鼻先を下方向へ延ばす操作が必要です。

コルメラストラット法や鼻中隔延長術を用いて鼻先の位置を調整します。 

ピンチノーズになってしまった場合

鼻先が過度に細くなり凹みが生じているピンチノーズには、凹んでいる部分に軟骨を移植することで自然な丸みを補う対処を行います。 

ポリービーク変形が起こってしまった場合

鼻尖部に瘢痕が残り、上部が盛り上がってしまっているポリービーク変形には、まずケナコルト(ステロイド注射)を用いて瘢痕を柔らかくするアプローチが有効です。

その後、必要に応じて軟骨移植を行います。

当院では、耳介軟骨を使用した対処法を選択することが多いです。 

鼻尖形成の失敗を防ぐなら阪田美容・形成外科にご相談を

形成外科医で鼻整形の実績が豊富な医師が担当

当院の阪田医師は、40年以上、形成外科専門医として鼻整形に携わってきた実績を持ちます。

開業後だけでも、鼻整形の施術件数は2,000件以上にのぼり、幅広い鼻の形・状態に対応してきました。

形成外科医としての解剖学的知識と豊富な臨床経験を基盤に、患者さまの鼻の状態を丁寧に評価したうえで、理想を叶える術式をご提案しています。

カウンセリングが丁寧&オンラインでの相談も可能

当院では、施術前のカウンセリングに十分な時間を設けています。

患者さまに理想のイメージを写真でお持ちいただき、正面・横・斜めからの角度を確認しながら、ご希望と不安点を丁寧にお伺いします。

「どうなりたいか」だけでなく「どうなりたくないか」についても一緒に整理することで、仕上がりのイメージのズレを最小限に抑えるよう努めています。

遠方にお住まいの方や、まず気軽に相談したいという方には、オンラインカウンセリングもご利用いただけます

▷オンラインカウンセリングについてはこちら

修正手術の経験も豊富

当院にご来院される患者さまのうち、約5人に1人が他院修正を希望されての受診です。

それだけ多くの修正ケースに対応してきた経験があります。

他院での施術後に「思っていた仕上がりと違う」「修正したいが、どこに相談すればいいかわからない」とお悩みの方も、ぜひ一度ご相談ください。

前医の手術内容を確認したうえで、現状の鼻の状態に合わせた最適な修正方法をご提案いたします。

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