手術によって輪郭の土台である骨を切除し、フェイスラインを整えます。患者さまの状態によっては、さらに骨を削ったり、咬筋や顔の脂肪を切除することも。
顔面の形成を熟知し、経験を積んだ医師が手術を執刀します。
こんな方におすすめです
- エラの張った顔をほっそりさせたい方
- 張り出した頬の出っ張りが気になる方
- 出っ歯や受け口などでお悩みの方
- 下アゴの長さや出っ張りが気になる方
- 手術の結果を長期間持続されたい方
お一人おひとりの
お悩みに対する
オーダーメイド治療
当院では、最初に患者さまお一人おひとりの鼻の形と顔のバランスを確認。あらゆる角度から見たときに適した形態を考え、お悩みにあった方法をご提案いたします。
口腔内からの手術
骨切りは全て口腔内(口の中)から手術を行うため、顔の表面には傷がつきません。頬骨切りのみ耳前からの切開(約1cm)を同時に行いますが、傷は小さく目立ちません。
医療技術を
常に追求
当院の治療は、美容外科歴30年超の院長や副院長をはじめ、経験豊富な医師が施術を担当します。特に当院院長は、大手美容クリニックの総院長として30年程度にわたり美容医療に従事したのち、現在も他のクリニックからの依頼を受け技術指導も務めています。医師・看護師全員が最新の知識・技術を日々習得し、患者様にご満足いただける技術を提供しています。
当院では、患者さまの適応する症状によって3種類の輪郭形成術をご用意しています。
3種の輪郭形成術
〈1-エラ骨切り〉
顔のエラ張りの原因が骨格にある場合に適応する手術です。突出したエラ骨を切除して、スッキリとした卵型のフェイスラインに導きます。
エラが張っている原因が、筋肉ではなくエラ骨の突出の場合に有効な治療法です。
(1)下顎切痕に沿って下顎角を切除しします。
(2)さらに外板を神経に当たらないように、ラウンドバーでできる限り削ります。
(オプション)
エラ骨切りにプラスして、さらにほっそりとしたフェイスラインを目指します。
・咬筋切除
咬筋に厚みがある場合は、同時に咬筋切除を行うことも可能です。咬筋には神経があるため、傷つけないように最大で1/3程度の量を切除します。
・ブッカルファット除去
顔に脂肪の多い方に適応します。加齢によって下垂した頬の脂肪を、口腔内から取り出して除去します。
〈2-頬骨切り(耳前部・口腔内)〉
頬骨が横に突出していて顔が大きく見える場合に適応します。頬骨体部と頬骨弓を切って内側へ移動させ、頬骨の突出を目立たなくします。
(1)口腔内を切開し、頬骨体部を切って4~6mm程度中抜きし、頬骨を内側に転移してワイヤーまたはプレートで固定します。
(2)耳の前から切開し、頬骨弓を斜めに切り、内側に転移してワイヤーまたはプレートで固定します。
(3)さらに頬骨前面を削ります。
〈3-上顎骨切り、下顎骨切り〉
アゴが長い人、アゴが曲がっている人、アゴを細くしたい人などに適応する手術です。患者さまの希望にそうようにアゴ先を整えます。 当クリニックでは、4種類の術式を行っています。
・上アゴ骨切り(出っ歯)
上歯茎と唇の境界線を切開し、上アゴの4番目の歯を抜歯し、前歯の6本をその隙間を利用して後退させワイヤーまたはプレートで固定します。
・下アゴ骨切り(受け口)
下歯茎と唇の境界線を切開し、下アゴの4番目の歯を抜歯し、前歯の6本をその隙間を利用して後退させワイヤーまたはプレートで固定します。
※上アゴ骨切り・下アゴ骨切りは、歯のかみ合わせを考慮し、骨を上下に調整したり歯を削るなどの処置を行います。
〈4-オトガイ:下顎形成について〉
A. オトガイ:短縮術
(1)アゴ先の骨を上下に水平方向に骨切りし、中間骨を切除(中抜き)します。
(2)下部の骨を上方に移動して、段差を削ります。
(3)ワイヤーまたはプレートで固定します。
B. オトガイ:前方移動
アゴがない場合に、長さを出す治療です。下顎の下方部を骨切りし、骨を前方へ移動させてワイヤーまたはプレートで固定します。
顔の輪郭形成術はプチ整形とは異なる、いわば根本治療です。注射などと異なり実際に骨を切って削るため、永続的な結果が得られます。骨格レベルでの矯正をお望みになる方に適した手術と言えるでしょう。
以前はエラをほっそりとさせる治療は手術しかありませんでしたが、今ではボトックス注射のほうが有効なケースも見受けられます。そのような場合は柔軟に治療法をご提案させていただきます。お悩みの方はぜひカウンセリングにお越しください。
阪田和明 院長
形成外科医・美容外科医として上まぶたのたるみ取りを手掛ける。
大手美容クリニックの総院長を長年(※)務めたあと、阪田美容・形成外科を2016年開院。現在も他院の医師に対し、施術指導を行っています。
(※ 1987年〜現在)
治療の流れ
[カウンセリング(約1時間)]
患者さまのご希望を伺い、顔のバランスなどを考慮して最適な治療をご提案します。
方針が決まりましたら、施術と費用のご説明を行います。
(メールカウンセリング)
遠方でご来院が難しい方にはメールカウンセリングも行っています。その場合、6方向(正面、左右ななめ、左右真横、下)からご自身のお顔を撮影していただき、医師と患者さまの間で情報を共有します。
治療にご納得頂いた場合は、手術の予約をしていただきます。
治療日当日
[治療前カウンセリング]
手術前に、施術の再確認を行います。
[治療]
麻酔専門医が全身麻酔を行います。その後、手術を行います。
[術後]
術後の圧迫固定を行いいます。手術当日は入院となります。痛み止めなどを点滴し、24時間体制で医療従事者が付き添います。
退院
翌日に退院します。消炎鎮痛剤、抗生剤、口腔内の消毒のためのうがい薬を処方します。
検診
一週間後に、術後の検診を行います。(※溶ける糸を使用するため、抜糸の必要はありません)
アフターケア
1ヶ月後・3ヶ月後・半年後検診を推奨しています。
ダウンタイムとリスクについて
ダウンタイム
・ダウンタイムについては個人差があります。
・術後1〜2時間で、洗顔やメイクが可能です。当日はシャワー浴が可能です。
・術後2~3週間程度は大きな腫れがあり、細かな腫れは半年〜1年程度で収まります。
・術後数日は鈍痛があります。痛み止めを処方します。
・エラ骨切りは1週間程度、バンテージで固定します。
・上アゴ骨切り、下アゴ骨切りはテーピングで2〜3日固定します。
・手術直後からの食事は可能です。柔らかいものなどお召し上がりいただけます。
リスクについて
・効果については個人差があります。
・しびれ、発熱、頭痛、呼吸困難、術後の痛み、口内炎、血腫などを生じることがあります。
・オトガイ骨切りの場合、歯と歯の間に隙間ができたり、前歯の噛み合わせが悪くなる、化膿するリスクがあります。
・仕上がりにわずかな左右差が起こる場合があります。
・神経のそばを手術するため、一過性のしびれが出る場合があります。
・口腔内の手術のため、口の中の多少のしびれ・違和感が生じる可能性があります。この違和感は口腔内の傷が柔らかくなる3ヶ月〜半年に緩和します。
・全身麻酔の抜管時に喉から出血し、腫れや出血による窒息の可能性があります。当クリニックでは術後の入院で、万が一の気道圧迫に備えています。
Q&A ※効果には個人差があります。
- 効果はどれくらいであらわれますか?
- 見た目で変化を実感できるまで1〜2ヶ月程度かかります。
- 手術に痛みはありますか?
- 手術は全身麻酔で行いますので、痛みは一切ございません。術後はしばらく痛みが出るため、鎮痛剤を処方いたします。
- それぞれの手術時間を教えてください。
-
エラ骨切り…60〜90分程度
頬骨切り…60〜90分程度
上アゴ骨切り・下アゴ骨切り…90分程度
下アゴの中抜き…60分程度
- カウンセリング当日に手術はできますか?
- 顔の輪郭形成術は術前の準備が必要なため、当日中に手術を受けることはできません。
- 埋め込んだワイヤーやプレートは、レントゲン・CT・MRIに影響しますか?
- 骨を固定する金属製のワイヤーやプレートは画像に写ります。ごく少量の金属ですので、検査には支障がありません。